列車性能を登録

フリー版ではこの機能を試すことが出来ますが、作成したデータを保存することは出来ません。

'列車性能を登録'をクリックします。

下のダイアログボックスがでます。 (1)走行抵抗種別指定、(2)列車仕様、(3)牽引力、走行抵抗の順に入力します。

「開く」 すでに存在するデータファイルを開きます。

「保存」 入力した列車データを保存します。 保存先ホルダは
 C:\Users\あなたのユーザー名\Documents\NotchManMini\Train\Yours
です。

「走行抵抗表示」 ユーザーにより入力された走行抵抗をグラフ表示します。

「性能曲線表示」 ユーザーにより入力された列車性能曲線と走行抵抗曲線を表示します。
本体内蔵走行抵抗を使用する場合、走行抵抗曲線は非表示です。

 (2).(3)の入力欄の操作方法はこちら

 

「走行抵抗種別」の選択

最初に「走行抵抗種別」を指定します。
内蔵走行抵抗式が14種、ユーザーの指定方法が2種あります。

「ユーザー入力」は走行抵抗値を数値で直接入力します。

「ユーザー定義式(R=A+BV+CVV)」は標準の走行抵抗式の係数、A、B、Cを入力します。
走行抵抗式の係数は使用する速度、抵抗力の単位により変わりますので注意してください。
単位はこちらで指定したものが使用されます。

必須項目は走行抵抗種別の選択により変化します。

白色の入力欄が必須項目です。
単位はこちらで指定したものが使用されます。

 

列車仕様の入力

係数A、B、Cは標準的な走行抵抗式 R=A+BV+CVVの係数、A、B、Cです。
走行抵抗式の係数は使用する速度、抵抗力の単位により変わりますので注意してください。

「軌間」は車両の走行する軌道の軌間を指定します。狭軌では0、標準軌では1を指定します。

「慣性モーメント」は直線運動の慣性抵抗に対する、車輪や電動機などの回転体の回転運動の慣性抵抗が占める比率で指定します。
付随車では5%、重い電動機を多数装備した電動車では10%前後の値をとります。

「機関車重量」、「客車貨車重量」
機関車牽引の列車の場合、機関車と客貨車では走行抵抗が大きく異なるため分けて入力します。

 

速度ー牽引力データの入力

入力されたデータの間は直線補間されますので最低限2つのデータ、つまり起動時の牽引力と最高速度での牽引力が必要です。

これに概ね適合する、最も単純なデータの例としては2軸式ガスタービンを搭載した機械式直接駆動方式の車両があります。 2軸式ガスタービンは右肩下がりの直線的なトルク特性を持つためです。

 

この例では牽引力データは上の図の赤矢印の部分の起動時と最高速時の2つだけです。
直線補間された性能曲線が下の図です。

しかし、通常はより複雑な性能曲線となる列車がほとんどで、より細分化してデータ入力する必要があります。
下の図の電車の例では146km/hまで一定の牽引力、それ以上の速度では牽引力が急激に減弱しています。
しかも一直線ではありません。

これに対する入力例が次の図です。 146km/hまでの一定牽引力の領域は2つのデータで登録します。
それ以上の速度域では細分化し6個のデータを登録します。

引張力曲線は下の図のようになります。

大まかな走行シミュレーションにはこれで対応できます。 より詳細なシミュレーションを行いたい場合は曲線部分を更に細分化してデータ数を増やす必要があります。

 

速度ー走行抵抗の入力:直接数値入力

走行抵抗を速度ごとに数値で入力可能です。 次の図は上の例に走行抵抗を追加したものです。
赤の下線の部分が挿入されていますが、これは転がり抵抗に移行するまでの強い起動抵抗を追加するためです。

性能曲線は次のようになります。

 

速度ー走行抵抗の入力:ユーザー定義式

標準的な走行抵抗式は速度に対する次の2次式で示されます。
R=A+BV+CVV
これの係数、A、B、Cを指定します。 VVはV同士の乗算、つまり自乗という意味です。

下の図が結果です。 グラフの上側にある係数編集欄を変更すると結果がすぐにグラフに反映されますのでグラフを見ながら微調整できます。

 

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